汗かきとは違う 季節や温度に関係なく 汗が多く出る症状を 多汗症といいますが 多汗症も 全身から出る全身性多汗、手 足 脇など 局所的に出る局所多汗症に分類されます。

手のひらだけに 多汗の症状が現れるのが 手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)

手掌多汗症

難治性疾患とも精神的難病とも言われる 手汗多汗症ですが 治療~手術を考慮する段階に於いて 皮膚科学会のガイドラインでは 発汗の程度により 軽度から重度までを レベル1から3まで 3段階のレベルに区分けされるようになりました。

手汗の重症度 レベル

※数字が大きいほど 症状が重度を表す。

レベル1
湿っている程度。見た目には分かりにくいが、触ると汗ばんでいる事がわかる。水滴ができるほどではないが、汗がキラキラと光って見える。
レベル2
水滴ができているのが見た目にもはっきりとわかる。常に濡れている状態だが、汗が流れ落ちるところまではいかない。
レベル3
水滴ができて、汗がしたたり落ちる。
汗溜まりができる。

参照:日本皮膚科学会ガイドライン

単位面積の単位時間当たりの発汗量測定により重症度を診断する事も行われている。
皮膚科学会の診療ガイドライン(2010年)では、2mg/cm2/分以上の発汗がある場合を重症、それ未満の場合を軽症と分類している。

1996年(平成8年)4月より、治療に健康保険が適用されるようになった。

原発性局所多汗症が2008年(平成20年)に 厚生労働省による難治性疾患克服研究事業の研究奨励分野に指定された。参照:Wikipedia

手掌多汗症は 治療に保険適用されるようにもなり 疾患として認知されるようになりました。

多大な社会的苦痛を感じる QOL:クォリティ・オブ・ライフ 生活の質が 著しく損なわれる事を 国は認めてくれたわけですが 世間の認知度は まだまだ 浸透していない感が否めません。

自分自身の 手汗のレベルを理解する事
そのレベルに合った 効果的な対策を行う事

治療を受ける時も医師からは 上記の事を指示されると思います。

自分の手汗の発汗量が どのレベルに相当するか? を 知っておく事は 大変 大切です。

  • それによって 治療に踏み切るか
  • 手術を受けないとダメなのか
  • セルフケア対処療法で頑張っていけるか

自分に合った レベルの対策を知ることで 手汗の症状を これ以上 悪化せないような 手汗改善のための道しるべになるはずです。

手汗の多汗症レベル別にみる対処法

レベル3

レベル的には 手汗の多汗症の治療 手術を検討するレベルです。

保険が適応されていて 条件付きで 奨励されているのは 交感神経遮断の ETS手術です。

病院で治療を受ける場合は 塩化アルミニウムや イオントフォレーシスなど 外用で手の汗を止める事をしますが 効果が見れない場合は 医師の判断と本人の希望がある場合にETS手術に進むようになっています。

手汗が出でなくなるのであれば すぐに手術でも何でもしたい!
こんな手術があったのか!早く手汗止めたい!と 気が はやってる

と 今の気持ちが このように思い当たる方や あせってる場合は 一呼吸 置いて 頭の中と感情心を整理しましょう。

実際に ETS手術を受けた方のブログなど 片っ端から むさぼりつくすまで読み漁り 情報を集める事は良い方法。

いろんな方が 書いてある実体験を読んでいくと 過去に手術をした方がいかに インフォームドコンセントを軽視した形で行われたか、高い位置の交感神経を複数本も切っていたか、代償性発汗の事を知らなかった または 説明を受けなかった と言う方もいて

手汗の減少 その後の自分の人生で失うもの・背負い込むもの

を 感じ取れると思いますし 手汗を無くす事だけに特化した ETS交感神経遮断術が 自分にとって 最良の選択する方法かどうかを 推し量る指標になるかと思います。

神経を切ってしまったら 後戻りできません。
慎重に慎重を重ねて 判断いたしましょう。

手の平の汗の治療法は、まず安全な方法から進めるのがセオリーとなっています。

対処方法や 治療の段階で レベル32になれば 改善は見込めます。

実際に 手汗レベル3の方で 塩化アルミニウムやスーパーカント、イオントフォレーシス、制汗剤を巧みに使い分けて 手汗を止める事に成功し 手汗と共に共存して 社会生活を送られている方は たくさんいらっしゃいます。

スーパーライザーによる神経ブロックや ビューホットなども 手汗治療に代等してきています。

これらは エビデンスが低くて 今の段階では なんともいえませんが 今後に注目していきたい治療方法です。

レベル2

レベル2~1の方は 治療は考慮に入れても ETS手術を受けるべきではないと考えます。

手汗を止める代わりに 失うもの 新たに背負い込むものが あまりにも大きいからです。

手汗がなくなり 治ると言う事ではありませんが 年齢を追うごとに 手汗の症状は治まる傾向があり 手汗を自分自身が受け入れて 共存する事で 心の方向が決まり 改善が見えてきます。

大元の原因である 交感神経の失調を緩和するべく 交感神経を ムダに刺激しない生活の工夫
自律神経を整えるための生活改善に 真剣に取り組んでいきましょう。

それと 同時に 手と肌に優しい制汗剤を日常生活に取り入れるなど
自分の手汗を受け入れて
手汗を止める方法を知り

制汗剤の力を借りて 手汗が出る前の予防・社会生活を送る事ができている・支障が出ない・なんとかなるかも…などなどを感じ取れれば そのままでOKと言う事になります。

圧迫感や不安 ストレスなど 精神的な要因が 割合を多く締める手汗の状態を 左右しますので 手汗をコントロールできている自分: 安心感 と 言うものの効果は大きいです。

仕事が変わったり 引っ越しをしたりして 環境が変わったり 上司が変わったり 配属が変わったり…何かの節々で ストレスが 大幅に減る機会に恵まれるかもしれません。

結婚して 他人様と一緒に生活する事となれば 手汗を 他者にも受け入れられている感が 強く感じられると思いますし 子供や家族 自分以外のことに責任を持つようになり 心の方向が そちらへ向きますので

自分の手汗のことは 自分の中での重要項目から だんだんと外れていく事でしょう。

レベル1

手がいつもベタベタ湿っているのが不快で これ以上 酷くなったらどうしよう…かと 不安が募り 手汗を 気にし始めているのではないでしょうか。

手汗レベル1の方は 手術を検討する段階とは言えず 治療も受けなければいけない!という事は無く 改善の見込みが十分にあるレベルです。

上記のレベル2の方と同様に

大元の原因である 交感神経の失調を緩和するべく 交感神経を ムダに刺激しない生活の工夫
自律神経を整えるための生活改善に 真剣に取り組んでいきましょう。

気持ち悪がられたらどうしよう… これ以上 酷くなったらどうしよう…
どうしよう どうしよう…と

不安がますます大きくなる場合は、ほったらかしにしておくのも逆効果になりますので

手と肌に優しい 手汗用の制汗剤の力を借りて 手汗を抑える方法を知り 生活の中に取り入れて 手汗のことを思っている時間を減らし 安心できる時間を増やしましょう。

手汗は治療でも 軽い方から施していくのが基本となります。
制汗剤にしても 手に負担がかからないものから 使われた方が良いかと思われます。

制汗剤効果が高くても 肌への刺激が強いものは 長らく使えるものではありません。

手が荒れや 肌疾患など 二次的な後遺症が生まれる可能性があり 手の悩みから開放されません。

手に優しい 安全性を考慮した制汗剤を選ばれた方が良いでしょう。