わきがは アポクリン汗腺を持っている人の体質であり 病気から発症するものではありませんので わきがだからと言って 治療が必要と言うわけではないのです。

わきがの治療 手術

わきが体質といっても 人によって 軽度~重度まで段階があり 重度の方でも 治療が必要になるか ならないかは わきがの程度と 本人の意思によります。

わきがの治療 手術は 現代では さまざまな方法があります。
わきがの治療~手術の方法など どのような種類の方法があるか 簡単ですが まとめてみました。

わきがの治療

薬物療法

外用療法:塩化アルミニウム液

制汗剤として 手汗の多汗症の治療など 第一選択として使われます。

腋窩多汗症の方に用いられます。
においを抑える効果もあり 軽いワキガの症状にも効果を発揮します。

肌への刺激が強くて かゆみや かぶれ 炎症 皮膚炎など 副作用が強いのも特徴。

ワキの毛の処理をした後などは 日にちを明けるなど 制限も多くなります。
脇の下の皮膚は 弱いので 皮膚に異常を感じたら中止しましょう。

細菌の繁殖を防ぐため 抗生物質を塗る場合もあります。

オドレミン という商品名で市販されています。

保険適応外

内服薬:プロバンサイン

抗コリン剤:臭化プロバンテリン

汗が出るときの伝達物質:アセチルコリンの分泌を抑える働きがあります。
汗の分泌を抑えますが 副作用として 口や目の渇きや 尿の出が悪くなる場合があります。

皮膚科学会のガイドラインでも 腋窩多汗症 C1~C2 と推奨度も低く 単純塗布などの外用療法が無効な場合のみ 抗コリン薬を勧めるとしている。

ニオイを消す薬ではなく 腋窩多汗症の方に用いられます。

抗不安薬

不安や恐怖心を和らげて 精神的な発汗を抑える効果が期待できるときに用いる。

ニオイを消す薬ではなく 精神面や自律神経に 働きかける飲み薬。
心療内科など 専門医にかかる必要があります。

ボトックス療法

無毒化したボツリヌス菌を 直接 注射して エクリン腺から出る汗を 一時的に止める方法。

ボトックス注射は 多汗症とわきがを併発している方の エクリン汗の発汗の力を弱くさせるのに 効果的ですが 重度のわきがの方は ボトックス治療だけ行っても あまり 効果は期待できない。

2012年11月から 重症型の腋窩多汗症に対して 保険診療の適用が認められています。
推奨度:B

電気凝固法

ワキの毛穴に 電気針を刺し そこに高周波電流を通して アポクリン腺と皮脂腺の破壊します。
ワキガの治療と脱毛を一緒に行うことができます。

手術療法

わきがの 臭いの元となるアポクリン汗腺を取り除きます。
手術によって 施術法は異なります。

わきがの手術

剪除法

術式切開剪除法反転剪除法(翻転法・皮弁法)

術法皮膚を 約3cmほど切って 直接 目で確認しながら アポクリン汗腺を取り除く手術方法です。

剪除法は わきが手術の種類の中で 効果が 一番 安定していると言われています。

保険保険適用できる可能性が高い

切除法

術式皮膚有毛部切除術

術法脇毛のある部分を 皮膚ごとごっそり取り除いてしまう 汗腺や毛根、皮脂腺を切り取り 縫い合わせる手術方法。

術後 デメリットわきの下に大きな傷跡が残るなど。

アポクリン汗腺以外をも取り除くことによる 二次的な後遺症が 多数 起こる可能性が高い。

脇毛のある部分を目安にします為、腋毛が 広い範囲の場合 切除しきれず 薄く生えている腋毛の部分は 対象外ともなり アポクリン腺を残す事にもなります。

備考わきが手術法として 現代 一般的になってきている 剪除法が行われる前に 一般的に施術されていた手術法ですが デメリットが多く 再発の可能性もあり 近年では ほとんど行われていません。

古い気質のお医者さんなどで 切除法を薦めてくる場合は要注意です。お断りしましょう。

削除法

術式皮下組織削除法

術法脇の下を 約10mmほど切開し 特殊な形状の専用器具特殊なローラーと 剃刀のような器具を挿入し 皮下組織の汗腺と皮脂腺を削り取り 削除していく手術方法です。

メリット手術による傷跡が小さくすみます。

アポクリン汗腺 エクリン汗腺 皮脂腺と 皮下組織にある 全ての腺を取り除く事ができますので 多汗症の治療効果も望めます。

デメリット皮下組織を全て 特殊なローラー専用器具で削除する為に 皮膚が薄くなり 色素沈着しやすい。

備考入院が必要となります。

特殊な器具を使用しますので 症例数の多い器具を使い慣れたクリニックや この技法に精通した技術の高い施術者が望ましいです。

掻爬法

術式掻爬(そうは)法

術法脇の下を 小さな穴状に切開し 刃のついたスプーン形状の専用器具キューレットを挿入し 皮下組織のアポクリン腺 エクリン汗腺と 皮脂腺を掻きだす手術方法です。

掻爬とは掻きだす/爬カギ爪のついた道具 の意味

術後通常通りの生活がすぐに可能。

保険実費

メリット手術による傷跡が残らない。手術時間も短いので 穴が塞がる時間も短く 回復が早く望める。

アポクリン汗腺 エクリン汗腺 皮脂腺と 皮下組織にある 全ての汗腺を掻きだす事ができますので 多汗症治療などにも使われます。

デメリット皮膚を開いて取り除く 目で確認する方法ではないので アポクリン腺の取り残しの可能性があり 残ったアポクリン汗腺からの再発に繋がります。

備考この技法に精通した技術の高い施術者でないと 汗腺を掻き出す際に 組織を傷をつけてしまいます。

術後に出血した時に 血の塊が出来たり 再手術をしたりなど。

皮下組織吸引法

術法脇の下を 数mmほど切開し ストロー様の金属の棒の吸引器具を挿入しアポクリン汗腺などを 掻きとりながら吸い出す手術方法です。

メリット傷跡が 5mmほどと極小ですので手術後の回復も早く目立たない。

デメリット
皮膚を開いて取り除く 目で確認する方法ではないので アポクリン腺の取り残しの可能性があり 残ったアポクリン汗腺からの再発に繋がります。他の 切開型手術に比べると 根治効果も低い。

備考
皮下組織吸引法とは 脂肪吸引など ダイエットステ美容外科などなどで使われている応用したわきが治療手術です。

わきがの原因である汗腺は 脂肪にだけ分布しているのではないので アポクリン汗腺を 100%破壊~除去する事はできないと言われています。

超音波吸引法

術法吸引器の先端から 超音波が発生する ハンドピースと呼ばれる器具をさしこみ 音波熱で汗腺を破砕して 吸引する手術方法です。

デメリット超音波治療の器具の取り扱いや 慣れていない経験不足の医師が施術すると 火傷になるケースもあります。

備考上記の 皮下組織吸引法を 進化させたような感じを受けますが 皮下組織吸引法よりは効果は高いようです。

しかし アポクリン汗腺を 100%破壊する事はできないと言われています。

PMR法

術法組織を取りやすくする効果も兼ねた麻酔を わきの下に行い 2つの種類の器具を使って 汗腺組織を吸いだす手術です。

特殊な器具で 汗腺組織の取り残しがないかを 最終的にも確認しますので わきが治療の効果も高いと言われています。
メリット
傷が小さく済む事で 手術中の体の負担が少なく 回復が早い。日帰り可能です。

  • 腋下多汗症改善効果
  • わき毛の永久脱毛効果

が 同時に望めます。

備考東京女子医科大学のグループと スキンクリニックの共同開発によって開発された手法です。

わきがの治療 手術 まとめ

一般的に行われている 切開型の剪除法などでも アポクリン腺の根っこの部分は 皮膚組織の真皮まで 侵入している部分がある為に 経験豊富な腕のよい施術者の技術でないと 完全にアポクリン腺を 除去するのは難しい と言われています。

メスを使わないわきがの治療は 傷跡が残らず身体への負担も軽い などのメリットがあり 費用が高い割に 人気の方法となっています。

しかし わきがの症状は抑えられますが 一時的とも言われ 1~2年の一定期間が経つと 再発する率が多くなるのが 一般的とも言われています。

外用 単純塗布などの 薬物治療は 腋下多汗症を併発されている方の 多汗症軽減に効果を感じる部分が多く 軽度のワキガの方には 効果は望めますが 重度のわきがの方の ニオイを取り去る事はできません。

軽度の方は 治療に向かう方も少なく また その必要性も低いです。
市販の制汗剤やワキガクリームなどでのデオドラント対策、食べ物や 衣類に気を使ったりなどで ニオイの対処している方が 圧倒的に多くいます。