緊張する場面に遭遇した時、じと~~っとした「いやな汗」をかくという経験は誰でもある事だと思います。

そのとき 異常な量の汗をかいてしまう場合、精神性発汗の症状の一種で 緊張性多汗症と言われる事があります。

精神性・緊張性の発汗は自律神経の乱れが大いに関係し 汗が出たらどうしよう…という 心の問題が大きく関わってきます。

多汗を招く 緊張・不安と汗の悪循環

心の問題が大きくかかわってくる 精神性の発汗の多い 手汗や足汗、顔汗ですが 緊張や興奮などで 汗が出る不安になる更に多くの汗を発汗

という悪循環のサイクルに陥り 固定化してしまう といったこの現象は どこから来てどのように生れたのか。

悪循環のサイクル精神性の発汗がある人には 共通した事柄があります。

精神性の発汗に悩む人の多くは 汗が多くなった時、切欠になる出来事があり、それがトラウマになっている人が多いというものです。

いつもより違う場面で 大きな緊張を強いられた時に 失敗したとかあがりすぎたとかで 汗が出てしまった! と言う経験です。

幼い頃から思い出してみてみれば

  • 生活発表会での劇で緊張しすぎて セリフを間違えて 汗をかいた。
  • 運動会やゲームアトラクションで 女子(または男子)と手をつなぐときに はずかしすぎて 手に大汗をかいてしまった。
  • 会社の報告会議とかプレゼンで失敗して 皆の前で上司に叱咤されて 冷や汗が止まらなかった。
  • などなど

大抵は 心に傷が嫌な経験として残っているもんです。
その事をきっかけに それ以降 また同じような場面に遭遇すると

また大汗をかくのでは?
汗をかいたらはずかしくて上手くできないのでは?

など 先の事を予想して不安に陥る予期不安に陥ってしまいます。

脳みそには 発汗中枢と言うのがあります。

緊張したり興奮したりしたときに この中枢が危機を感じると 交感神経に汗をかきなさい と命令して 汗で冷まして安定させようとします。

予期不安は 本人は意識して無くても潜在的に持っているモンです。

その間 脳の中は 常に緊張状態にあります。

発汗中枢は 本当に起こった緊張なのか 予期不安の緊張なのか 区別する事ができません。

心の不安が大きければ大きいほど 脳からの命令で 交感神経は汗を出させてしまい
本当に 手や足から汗が大量に出てしまう事になるのです。

そうなると 本人は 汗をかきたくない大事な場面を前にして 汗が出てしまった!どうしよう…とますます緊張して不安を増幅させます。

これは予期不安ではなくて 本当の不安による緊張状態なので 発汗中枢は更にピンチを感じて 交感神経に命令し 拍車をかけて汗を出させてしまいます。

そうなると 当の本人はますます困って あせります。

あせると 更に更に 汗って出てくるもんです。

汗を止めなければ!と躍起になればなるほど 大量の汗をかいてしまうという 悪循環に陥ってしまうのです。

心の問題が大きい。不安を取り除く事が一番の解決策

専門家に見てもらって検査をしても 身体は悪くないのに 症状が治まらない という精神性の疾患は多くの種類があります。

大量の汗が出る 多汗もひとつの症状に過ぎません。

汗をあまりかかない人には わからない事ですが 汗が多いって本当に厄介なものなのです。

『汗が出てきたらどうしよう…』という予期不安が 精神性の発汗の最たる要因となりますので 不安が解消される事が一番 いい方法です。